妊娠を望むすべての女性に
子宮内は無菌ではありません
妊娠を助けてくれる菌
妊娠を妨げる菌
炎症を引き起こす菌
さまざまな菌が共存しています
私はエマ！善玉菌の割合を調べるよ！
子宮内の乳酸菌、ラクトバチルスが多い女性は、着床・妊娠率が高いことが分かっています。*1
EMMA （子宮内膜マイクロバイオーム検査）
・子宮内に生息しているラクトバチルスの割合を調べます。
・ラクトバチルスの増殖の妨げになる菌が増えていないかを調べます。
・炎症を引き起こす菌が増えていないかを調べます。
子宮内環境に悪影響のある菌が増えていた時は、お一人おひとりの細菌叢の状態に合わせて、適切な抗生剤を推奨します。
*1) Moreno et al, AJOG 2016. Evidence that the endometrial microbiota has an effect on implantation success or failure.
ラクトバチルス属の菌と女性は、お互いに助け合って共存しています。
ラクトバチルスは、悪い菌からヒト（宿主）を守る働きをする常在菌の一種です。
子宮内に雑菌が繁殖し細菌感染が続くと、炎症症状が慢性的になり、感染症のために免疫活動が活発化するため、受精胚を異物として攻撃してしまう可能性が指摘されています。
また、不育症や着床障害と密接な関係があるリンパ球なども、外敵である細菌を排除するために増加するので、着床障害につながる可能性があり、妊娠率の低下や流産率の増加に影響を与えると考えられています。
私はアリス！悪玉菌と戦うの！
慢性子宮内膜炎の主な原因は細菌感染です。
ALICE（ 感染性慢性子宮内膜炎検査）
・炎症が起こる前であっても、慢性子宮内膜炎の原因となる菌が子宮内で増えている場合には、その種類を特定することができます。
・従来の手法では特定できなかった種類の菌も調べることができます。
慢性子宮内膜炎の原因となる菌が増えていた時は、検出された菌の種類に合わせて適切な抗生剤を推奨します。
増殖している細菌の種類とその割合によって検査結果の判定を行うALICE検査は、炎症の有無によって慢性子宮内膜炎の診断を行う他の検査よりも明確な基準に基づいて細菌感染の有無を判定することができます。不必要な抗生剤の服用を避けることもできます。
EMMA検査には、ALICE検査が含まれています。
ALICE検査のみでのご利用も可能です。
よくある質問
着床・妊娠率を高めるためには、どのくらいのラクトバチルスが必要ですか？
子宮内膜における常在菌の種類とその割合を調べた結果、ラクトバチルス属の菌の割合が90％以上を占めている人では、着床・妊娠率が高くなることが分かっています。*2
*2) Moreno et al, AJOG 2016. Evidence that the endometrial microbiota has an effect on implantation success or failure.
ラクトバチルスの割合が少なかったときはどうすれば良いですか？
ラクトバチルスが含まれている膣剤を使用し、直接菌を増やしていただくことを推奨しています。
慢性子宮内膜炎の原因になるのはどんな菌ですか？
ALICE検査では下記の10種類の菌を調べています。
腸内細菌科、エシェリヒア属、クレブシエラ属、ストレプトコッカス属、スタフィロコッカス属、エンテロコッカス属、ナイセリア属、マイコプラズマ属、ウレアプラズマ属、クラジミア属
生殖遺伝子検査サービスに特化した検査ラボ
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